ネットプリントの比較
フジカラー純正とオリジナル印画紙
ネットプリントの印画紙
利用者が好きな印画紙を選ぶことができるように写真用印画紙に「フジカラー純正ペーパー」と「オリジナルペーパー」を、ほとんどのネットプリント会社で用意しています。
人気の『しろくまフォト』『プリントラッコ』あたりだと1枚のプリント価格が5円程度の「オリジナルペーパー」でも、ライトユーザーの観点だと、かなり良い感じの写真に仕上がります。
フジカラー純正とオリジナルペーパーを使い分ける
大抵のプリント会社は「オリジナル印画紙」と国内トップシェアの「フジカラー純正印画紙」を用意しています。二つの違いは「フジカラー純正印画紙」だと、メーカーマークが入り、メーカー品質保証も付与されるところです。
写真品質は「オリジナル印画紙」でも国内製紙メーカー製造のカラー印画紙を使用しているので、キレイに発色します。
各社の「オリジナルペーパー」でも満足の品質ですが、わたしは子どもの誕生日や運動会などの大きなイベントの写真は「フジカラー純正ペーパー」を選択して、その他の日常生活のなかで撮影した写真は『しろくまフォト』などの1枚5円程度の「オリジナルペーパー」で注文しています。
なぜ使い分けているかというと、やはり大きなイベントは思い入れが強く、長期保存も考えているので、少しくらい高額でも実績のあるフジカラー純正ペーパーで写真プリントしておいたほうが良いと思っているからです。
注意点として書いておくと、1回のプリント注文でフジカラー純正の印画紙とオリジナル印画紙を別々に選択することはできないため、別々にプリント注文する必要があります。
尚、最近「しまうまプリント」と「ネットプリント ジャパン」では「フジカラー純正」ではなく印画紙に「Canon」「三菱製紙」の印画紙が変更になっています。
フジカラー純正ペーパーは高額ではない
プリント画像の長期保存のために印画紙に「フジカラー純正ペーパー」をセレクトする人も多いと思いますが、フジカラー純正の高級印画紙でのプリントが高額といっても、あくまでも「オリジナルペーパー」と比較してです。
ネットプリントの場合は「フジカラー純正ペーパー」を選択してもLサイズ 1枚十数円からです。
わたしは「フィルムカメラ時代の写真プリント価格」を知っている世代の人間なので、それほど、この金額は気にはなりません。
それよりも、幼稚園や小学校のプリント価格はプロのカメラマンがイベントに帯同して撮影すると1枚100円です。先生たちが撮影した写真ですら1枚50円です。
プロのカメラマンが撮影しているとはいえ、いくらなんでもネットプリントの価格を知ってしまうと高額すぎに感じてしまいます。
富士フィルムの写真現像機「フロンティア」と相性の良い「フジカラー EVER-BEAUTY PAPER for LASER」をフジカラープリント用印画紙として使用している大きなこだわりを持つ大井カメラ株式会社の『フジプリ』は「フジカラー純正の高級印画紙」を使用したプリント注文でもLサイズ 1枚12円からなので高額ではありません。
写真の長期保存について
ここでフジカラー純正ペーパーとオリジナルペーパーのことで誤解があるといけないので書いておきますが、オリジナルペーパーが長期保存に向くか向かないかというのは、正直なところ現時点だと分かりません。
2008年にオリジナルペーパーでプリント注文した写真は品質を現在もキープしていますが、まだ未知数と言わざるえません。
ただ、オリジナル印画紙でも各ショップは「国内有名メーカー印画紙」を使用していますので、湿気や温度など保存状態を気をつけていれば、数年後も大丈夫な気がします。